【育児小説】(8)カエルの子とカエル

ここが僕のお家?

 

お母さんに抱かれて出た外の世界は見た事がない物ばかりで目移りした。

何かが凄いスピードで走っている。

これは何だろう?

いっぱい走っていて何だかこわいな。

そんな事を思っていると、お母さんが止まっているそれに乗り込んだ。

焦る僕を尻目に、それは心地良い揺れを僕に与えながらお家へと運んでくれた。

もしかしたらこの動く物体は、とても良い物なのかもしれない。

いや、でもまだ心を許した訳ではないけどね。

 

新しい家は、何だかとても懐かしい感じがした。

これから僕はここで暮らすんだって。

どんなことが待っているんだろう。

そういえば、みんなにちゃんとお別れを言えてなかったな。

そんなことを考えていたら、いつの間にか深い眠りについていた。

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