【育児小説】(7)カエルの子とカエル

「もう名前は決まったの?」

「はい」

ミルクをくれながら、お母さんは嬉しそうにそう答えた。

お母さんが聞きなれない言葉で僕を呼ぶ。

それが僕の名前らしい。

名前?名前って何だろう?

よく分からないな。

名前ってかっこいい?

でも良いかも。

呼ばれると少しくすぐったい気分になるんだ。

その日から僕は名前というものを手に入れた。

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