【育児小説】(4)カエルの子とカエル

それからお母さんは毎日決まった時間に来てくれた。

僕の心が休まる時間。

でも…でも…言っちゃうね。

お母さんはとても優しく抱いてくれるけれど、何だかバランスが悪い。

体の変なところに力が入っちゃうんだ。

お母さんのミルクはとても美味しいけれど、何だか飲み難くい。

その後にくれるミルクの方が甘くて飲みやすい事は絶対に秘密だ。

後…

言っちゃったついでにもう1つ。

ミルクを飲んだ後に背中をポンポンと叩いてくれるけれど、そこじゃない。そこじゃないんだよ、お母さん。

飲んだ後は、胸の辺りが少し気持ち悪くて、叩いてくれると「ゲフッ」ってなってスッキリするんだけど

毎回「ゲフッ」ってなるものでもないんだ。

だから、あんまりしつこく叩かないで。

 

お母さんはまだまだ分からない事が多いみたい。

ずっと不安そうに、でも一生懸命に僕に向き合ってくれている。

時間になると誰よりも早く来て、帰るのは1番最後が多いお母さん。

沢山言っちゃったけど、いつも帰る時に優しく頭を撫でてくれるお母さんが大好きなんだ。

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